名古屋空港へ降り立ったソーラーインパルスがハワイへテイクオフ

6月1日、名古屋で未確認飛行物体の目撃情報が相次いで報告されました。

カラフルな光を放つそれは、飛行機とは比べ物にならないほどのゆっくりとしたスピードで移動します。

見ている人の中には動いていないと思う人もいるほどの早さで、それはそれは優雅に空を漂っていたのです。

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謎の飛行物体 その正体は太陽光発電の飛行機

まばゆい光を放つ飛行物体は、ゆっくりと名古屋空港へ降り立ちました。

翌日の地方紙でまたたくまに知れ渡ったその飛行物体の正体は、「ソーラーインパルス2」。

 

スイスの太陽光発電プロペラ機です。

ソーラーインパルスは太陽光発電飛行という特質から、極限まで軽量化を施してあり、シルバーのコンパクトなコックピットからすらっと伸びる翼を持った、とても美しい機体です。

一昔前に男の子が夢中になって飛ばしたプロペラ機を彷彿とさせます。

 

予定外の寄港

ソーラーインパルスは3月にUAEオマーンを飛び立ちました。

その目的は太陽光発電機による世界一周。

今回のソーラーインパルスの旅は半年をかけた壮大な計画です。

そもそも、このプロジェクトの主催者であるスイスの飛行家兼精神科医のベルトラーン・ピカールは世界初の気球による無着陸世界一周を達成した偉人です。

 

しかし、今回の名古屋空港寄港はソーラーインパルスには予定外のものでした。

5月31日に中国の南京を離陸したソーラーインパルスは、この旅で最長となる約8100kmを5日間でフライトする予定でした。このときの目的地はハワイです。

当初は日本の空域では青森上空を通過するだけの予定でしたが、悪天候によりハワイまで向かうのは無理と判断し、名古屋空港へ降り立つことになりました。

 

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モスラとなって時を待つ

名古屋空港に着いてから一躍注目の的になったソーラーインパルス。、その姿は”モスラ”と呼ばれることになります。

なぜなら、ソーラーインパルスはその姿を白いテントで覆われてしまったからです。

その姿を一目見ようと名古屋空港を訪れたファン達は、お目当てのソーラーインパルスの姿を見ることができず、変わりに目にしたのは白いテントに覆われて”モスラ”の幼虫のように飛び立つときを待つソーラーインパルスの姿だったのです。

プロジェクトチームの計らいで、地元の学生やマスコミはそのテントの中へ招待してもらい実際にソーラーインパルスを見ることができたのですが、中に入れないファン達は、飛び立つときを待つしかありませんでした。

 

離陸予定の変更と突然の旅立ち

名古屋空港に着陸して24日後。

ソーラーインパルスは離陸を発表します。

突然の着陸を受け入れた名古屋空港や関係者への感謝と、ファンへの挨拶を終え、いざ離陸のときを迎えます。

しかし、その日はハワイ近郊の天候が悪く、結局離陸を見送ることになりました。

 

見送りに行った愛知県知事の大村さんも残念そうにしながらも、次回の離陸に期待していました。

それでも相手は天気なので、いつになれば飛びたてるか、全く目処が立ちません。プロジェクトチームのメンバーも次回の離陸予定は未定と話していました。

 

それから5日後。

ソーラーインパルスは突然、ふっとハワイへ飛び立ちました。

24日のときのような大々的な見送りこそなかったものの、それを待ちわびていた大勢の航空ファンは、その旅立ちを世界一周成功の祈りと一緒に送りだしました。

 

ハワイへ着いた後も、アメリカ、ヨーロッパ、アフリカとソーラーインパルスの旅は続きます。

予定外だったとしても日本へ立ち寄ってれたことを感謝しながら、これからの旅も無事に進むことを祈っています。

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